DATE : 2018.06.01
The WAREHOUSE オープンのご挨拶
2014年。 眼前に広がる多摩川、河川敷で無邪気に遊ぶ子どもたち、向こう岸の上空を、飛行機がどこかへと飛び立つ。 隣には、健康・医療・福祉、環境の各分野で最前線の研究開発が行われている「川崎キングスカイフロント」 豊かな自然環境と、国内外から集う人々、さらに世界最先端の知が集合する場所。
「ここ川崎の地に、まったく新しいライフスタイルが生まれる」と確信してから4年、 私たちは、本当に多くの方々のご協力をいただきながら、この環境を万全に活かせる場づくりに邁進してきました。
そして2018年。 わたしたちの構想は、The WAREHOUSEという商業施設として誕生しました。
多摩川河川敷や公共公園という絶好の自然環境を活かした「遊ぶ」 研究者やクリエーターが、お互いに刺激しあい共創へと誘う「働く」 全国全世界から訪れる人々に最高の記憶をもたらす「泊まる」 NY仕込みの美味極まりないフレンチやグリル料理を「食べる」 ここでの経験を出発点に新たな世界へ「旅する」
ただ遊ぶ場所ではない。ただ働く場所でもない。ましてや、ただ泊まる場所でもない。 人生を幸せにするあらゆる体験をこの施設に用意し、豊かな円の起点になることを目指しています。
もうひとつ、私たちが絶対に忘れてはいけない川崎という土地へのリスペクト。 日本の経済を支え、誇りある職人たちがものづくりに汗を流してきた工業地帯。 その一方で、地域のみなさまは、多摩川河川敷の豊かな水資源を守り育ててきました。
「この資産を、土地の記憶を、継承する。そしてそこに、新しい価値を添わせる。」
そんな想いのもと、外観も内装も家具も、ずいぶん昔からそこにあったようなファクトリーを感じさせる温かみある意匠を凝らし、 施設を動かすエネルギーの30%は、この土地で生まれる水素を活用した、まさに地産地消のエネルギー循環システムを取り入れました。
そして地域と連携したイベントも次々と発信していくことで、 地域とともにコミュニティを形成し、街の価値を再発見し、活性させていくことが、The WAREHOUSEのもう一つのミッションです。
2020年。 東京五輪が日本中を歓喜と熱狂の渦に巻き込んでいるであろう中、 キングスカイフロントと羽田空港を結ぶ「羽田連絡道路」が開通します。その距離、徒歩で約5分。 これからこの街に、ますます世界中の人々が訪れ、The WAREHOUSEが世界と地域のコミュニティハブの役割を担っていきます。
The WAREHOUSEが、日本・川崎発のリバーサイドライフ体験の場として、未来永劫にわたって多くの驚きと喜びを与えられたら。 そして、人々の暮らしの価値を本当の意味で豊かにできるよう、施設一丸となって取り組んでまいります。
The WAREHOUSEプロデューサー
入川スタイル&ホールディングス 入川秀人